「砂でつくる夢と感動」を祭典テーマに1987年(昭和62年)から開催してきました吹上浜砂の祭典は、日本三大砂丘のひとつ「吹上浜」という大自然が舞台。毎年違う砂像テーマで制作された大砂像群は、訪れた人々に感動を与えてきました。
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1987
第1回の砂の祭典を新川海岸で開催
第1回『世界の名城・寺院・日本の代表建築物』昭和62年(1987年)8月1日~4日、記念すべき日本初「砂のイベント」第1回の砂の祭典を新川海岸で開催した。新川海岸での開催は第15回まで毎年開催される。
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1988
シルクロード沿いの建築物をテーマに開催
8月5日から7日まで新川海岸で開催。メインの砂像は、ヨーロッパから日本までのシルクロード沿いの諸国の代表される建築物テーマとして、「アンコールワット」や「名古屋城」、「ソールズベリー大聖堂」等を制作した。
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1989
台風の影響で開催が一時中断
初の試みで壁面彫刻に挑戦し砂の仏像等が姿を現した。台風の影響で一時中断したため実質3日間の開催となった。
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1990
砂像コンテストを実施
砂像コンテストをコンペ部門、子供会部門、ファミリー部門として実施し、例年より充実したものとなった。
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1991
サンドクラフト全国大会を初めて開催
サンドクラフト全国大会を初めて開催した。全国に参加を呼びかけ、12チームが参加した。
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1992
サンドクラフトの制作風景を公開
サンドクラフト全国大会は去年に続き2回目で17チームが参加。
この全国大会の制作風景を訪れた人に見てもらおうと、祭典期間中の7月26日までを制作期間に入れ、訪れた人はサンドクラフトの作り方を間近に見ることができた。 -
1993
台風の影響により開園時間が変更
29日の午後から台風の影響で雨が強くなり午後3時に開場閉鎖。翌30日は午前中会場設営と砂像修復を行い、午後から祭典を再開したが、31日には再び大雨となり午後5時での会場閉鎖を余儀なくされた。その後、2日間はようやく平常開催となった。
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1994
世界の史跡を砂像で再現
メイン砂像は、中世メキシコの「サンミゲル・デ・アリェンデ教会」をはじめ、「マヤの神殿」や「ピラミッド」、「スフィンクス」、中国の「仏閣」、日本の「城」、栫ノ原遺跡にちなんだ「縄文人と竪穴式住居」等を制作した。
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1995
サンディーくん誕生!
イメージキャラクター「サンディーくん」が誕生した。
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1996
アトランタオリンピック開催にちなみメイン砂像群を制作
メイン砂像群は、アトランタオリンピック開催にちなみ、「合衆国国会議事堂」や「自由の女神」等を制作した。
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1997
第1回ふるさとイベント大賞「祭り部門」を受賞
7月25日から29日まで新川海岸で開催。第1回ふるさとイベント大賞「祭り部門」を受賞した。
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1998
ウミガメ保護条例制定10周年を記念して開催
ウミガメ保護条例制定10周年を記念する「ウミガメフォーラム」も開催され、メイン砂像群には、ウミガメを取り入れた「タイムタワー」や「タートルズ~スイミングアップ」等制作した。また、会場の新川海岸から子ガメ200匹を放流するイベントも行われた。
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1999
「20世紀を振り返る」をテーマに開催
7月29日から8月2日まで新川海岸で開催。メイン砂像群は、20世紀を振り返ると題し、政治経済、芸術文化、スポーツ、科学技術の4分野を砂像で表現した。「ノイシュヴァンシュタイン城とベルリンの壁」、「代々木オリンピック体育館」、「月面着陸」、「映像の時代(チャップリン)」、「芸術の時代(ピカソ)」等。
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2000
未来の子どもたちへ残すべき世界遺産を砂像で表現
メイン砂像群は、世界6大陸を4つの区域に分け「万里の長城と始皇帝」や、「自由の女神」、「ピラミッドとスフィンクス」、「縄文時代と仲間たち」、「ガラパゴス諸島」等を制作し、未来の子どもたちへ残すべき世界遺産とその素晴らしさを表現した。
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2001
さんさんブライダル事業による結婚式がメイン砂像前で行われる
さんさんブライダル事業による結婚式がメイン砂像前で行われ、若いカップルの門出を来場者も祝福していた。
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2002
2002 Challenge for 2003
[21世紀にふさわしい継続性のあるイベント]にステップアップさせるため1年間の検討期間をおき、休止した。
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2003
会場や開催時期、イベント内容などを見直す
会場や開催時期、イベント内容などを1年かけて見直し、新しく生まれ変わった砂の祭典は、5月3日から5日まで主会場のかせだドーム周辺やサテライト会場となった新川海岸と吹上浜海浜公園で開催された。
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2004
日本初となる「砂の彫刻世界選手権大会」が開催
日本初となる「砂の彫刻世界選手権大会」が開催された。市制施行50周年を記念する大会には、世界10カ国から著名な砂像彫刻家10人が招聘(しょうへい)され、選手たちは"世界一"をかけて高さ6メートル級の砂像彫刻に挑んだ。
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2005
前年発生したスマトラ沖地震・津波などの被災者を支援する内容で開催
前年発生したスマトラ沖地震・津波などの被災者を支援する義援金箱が設置されたほか、「Save people From Tsunami(津波から人間を守る)」と題して制作された砂像ワークショップでは、災害復興支援活動として、希望者に砂像制作体験を実施し、みんなで1つの砂像を作り上げるという新しい試みも行われた。
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2006
南さつま市誕生後初めての開催
1市4町が合併した南さつま市誕生後初めての取り組みとなった。訪れた方々に新市の魅力をPRするため「山菜採りと郷土料理満喫の旅」、「かつお祭りと坊津の海中散策の旅」と銘打った祭典会場発着の岬めぐりバスツアーを実施した。
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2007
20回を記念して開催
メイン砂像群は、会場を世界の5大陸と南極大陸の6つのゾーンに分け、歴史的人物や出来事を通して冒険心をかきたてるような新しい挑戦と探検を表現した。 また、20回記念の開催ということで、市内から公募した小・中学生と大人、20人で「隼人の夢-海幸山幸ものがたり」を演じる市民ミュージカルや、県内の多くのチームが参加してメインステージで楽しくおどる「よさこいハンヤ祭り」等、特別な企画が行われた。
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2008
旭川冬まつり実行委員会と姉妹盟約を結ぶ
旭川冬まつり実行委員会と姉妹盟約を結び、官民一体となって情報交換や交流を深めるようになった。
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2009
星座にまつわる神話を砂像で表現
メイン砂像群は、星座にまつわる神話を砂像で表現した。砂像テーマにあわせて企画した世界天文年特別ブース「星空ゆめ広場」では、宇宙・天文に関する各種の展示やイベントが行われ、来場者の人気を博していた。
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2010
環境問題等を問いかける内容で開催
メイン砂像群は、世界遺産をかたどった建物等で、来場した方々が現在の人類が抱える地球規模の環境問題等を考えるきっかけになればという熱いメッセージを込めた。
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2011
期間規模を拡大し、開催場所も金峰町高橋に移る
5月1日から5日までを第1ステージ、6日から15日までを第2ステージとし期間規模を拡大し、開催場所も金峰町高橋に会場を移した。東日本大震災で亡くなった被災者のご冥福と1日でも早い復興を願い、災害復興支援イベントと位置づけ、期間中会場内において各種の義援活動を実施した。
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2012
開催場所が砂丘の杜きんぽうに移る
5月2日から6日までを第1ステージ、7日から13日までを第2ステージとして開催し、開催場所は砂丘の杜きんぽうで行われた。砂の祭典の開幕にあわせて展望台も完成し、展望台からは会場や松林、東シナ海を展望できるようになった。
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2013
会場内に飲食ブース、芝や遊具などを新設
「ご当地グルメ」を楽しめる飲食ブースを設たり、会場内に芝や遊具などが新設され、芝に座って昼食や遊具で遊ぶ子どもの姿等これまでにない取り組みを行った。
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2014
この年から約1か月間の長期開催を行う
この年から5月2日から6日をゴールデンステージ、7日から31日をセカンドステージとして約1か月間の長期開催を行った。
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2015
時代を映すのりものの世界をテーマに開催
メイン砂像は、「蒸気機関」、「クラッシックカー」、「ライト兄弟」等、過去から現在、そして未来というそれぞれの時代を映す乗り物の魅力を表現した砂像を制作した。
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2016
熊本地震を受け、震災からの復興を応援する取り組みを行う
熊本地震を受け、「がまだせ(がんばれ)熊本」をキャッチフレーズに、各砂像に熊本県のゆるキャラ「くまモン」を彫ったほか、ゴールデンステージ期間中に熊本県内のゆるキャラを集めた砂像の制作実演、熊本地震復興支援ブースを設け、チャリティー缶バッチの販売を行うなど、震災からの復興を応援する取り組みを行った。
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2017
おかげさまで30回記念!
吹上浜砂の祭典は多くの市民、ボランティア、協賛社のお力添えをいただきながら、2017年で30回の節目を迎えることができました。『砂でつくる夢と感動』をメインテーマに掲げながら歩みを続け、たくさんの方々に夢と感動を届け続けます。
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2021
初のまちなか開催!
新型コロナウイルス感染症の影響で中止となるイベントが相次ぐ中、コロナ禍でも持続可能なイベントとして会場をまちなかへと移し、エリアを分散しての実施となりました。比較的接触機会が少ない催しを重点的に実施し、感染拡大も確認されずに開催することができました。