世界で約3000羽しかいない野鳥クロツラヘラサギがやってくる
吹上浜にそそぐ万之瀬川河口部は遠浅の干潟で、毎年たくさんの野鳥が訪れます。
特にクロツラヘラサギの越冬地として有名で、吹上浜には毎年20羽近く越冬しており、こうした越冬地は鹿児島県内では、姶良、出水と合わせて3ヶ所しかありません。
クロツラヘラサギは東アジアのみに棲息する絶滅危惧種に指定された渡り鳥で、回復基調にあるものの世界でも3000羽程度しか確認されていません。
その他、冬場になると多くの渡り鳥が飛来し、サンセットブリッジから眺める「鳥たちの乱舞」は壮観です。シギチドリ類、ガンカモ類、サギ類の越冬や渡来が多いそうです。また周辺の松林も冬季の森林性の小鳥類の重要な越冬地となっています。
「砂の祭典」会場からほど近い県立吹上浜海浜公園には、無料で使える「野鳥観察の家」があり、周辺で見られる野鳥の写真も展示している他、双眼鏡やフィールドスコープも備えられています。野鳥観察の一番のシーズンは冬ですが、「砂の祭典」の最中にも見られる野鳥も多いそうです。
吹上浜海浜公園
〒163-0000 鹿児島県南さつま市加世田高橋1936-2
TEL:0993-52-0910
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