話題の野菜「長命草」が沿岸に自生
南さつま市では現在「長命草」の栽培振興に取り組んでいます。「長命草」とは吹上浜沿岸に自生するボタンボウフウというセリ科多年草の愛称です。
この「長命草」は、優れた栄養価や健康によい成分を豊富に含んでいることから健康野菜として注目されており、特にビタミンA、ビタミンB1、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、ポリフェノール等は豊富です。
これらにより、血流を改善する効果や美肌効果、活性酸素を除去する効果などが期待できます。
特に、鹿児島大学の候徳興教授らの研究によれば、「長命草」の脂肪分解酵素の働きを抑える力は非常に大きく、肥満予防効果があることが明らかになっています。
南さつま市では、市民の健康づくりと農水産物の地産地消を推進する観点から「長命草」の栽培振興を開始し、市と農家、商工業者が一体となって栽培や消費拡大に取り組んでい ます。具体的には平成24年から「長命草」の育苗を始め、翌年から植え付けを行い徐々に栽培が広まり、平成28年には100aにまで生産が拡大しました。
味の方はちょっとクセがありますがやみつきになるという人も。南さつま市内では、生葉だけでなく、乾燥粉末、乾麺、ソース、お菓子などの「長命草」の加工品もいろいろ開発されており、物産館などで購入することができます。
南さつま「長命草」
参考ページ:南さつま長命草 | 南さつま市
「長命草」関連商品が販売されている場所なども掲載されています。